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オノマトペの謎

おすすめ本2021.12.16

題名
オノマトペの謎
作者
窪薗 晴夫
出版元
岩波書店
初版
2017年5月19日

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日本語はオノマトペ(擬音語・擬態語)が特に多い言語だと言われています。
以前、マルチリンガルの中学生にインタビューした際に「日本語って、ちっちゃい感想が言いやすいんですよね。」と話してくれたことがあり、意味を聞いたところ「『ウルウルした』とかって、オランダ語や英語で言うと長くなっちゃうから」という答えが返ってきて、なるほどと思ったことがあります。

この本は、言語学、心理学、認知科学など、様々な観点からオノマトペについてまとめてあります。
特におもしろかったのは第6章「オノマトペは、ことばの発達に役に立つの?」です。
子ども達はオノマトペが大好きですが、実はオノマトペを使うことが子どもの言語への気づきを促し、言語習得にもプラスに働くということが、とてもわかりやすく書かれています。
これを読むと、さらにオノマトペの世界が楽しめるようになりますよ。【山本】