おひさまプロジェクト

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授業に「できる!」を

教育情報2021.09.25


現地校では優等生なのに、補習校や日本語教室では『問題児』と呼ばれてしまう子たちがいます。
授業中に大声で話す、隣の子にちょっかいを出す、席を立って歩き回る・・・。

彼らはどうしてこのような行動に出てしまうのでしょうか。

それは、劣等感からです。

「僕は本当は頭がいいのに。でも、日本語だとできない。」

悔しくて、イライラします。

そこでいらだちを発散させ、そして注目を集めるために『問題』を起こします。

大丈夫、私達は知っています。
そんな子ども達は、実はとっても頭が良くて、とっても優しくて、友達想いで家族想いで、でも人一倍傷つきやすいことを。

だからこそ、教師をはじめ、親である私達は、子どもが『できる』ことにまず目を向け、それをきちんと理解した上で、そんな彼らと接さなければなりません。

心を閉ざされないように。

『おひさま』が目指す『楽しい!』がベースの授業は、決してそこには『学び』がない、ということではありません。

一人一人が得意げに「できる!」「知ってる!」と胸を張って言える活動をたくさん取り入れること。

例えば、知っている楽器の名前を何語でもいいのでたくさん書く、習っているスポーツのユニフォームを着てきて、そのスポーツについて発表をする、みんなでお好み焼きを作る・・・。

この自信こそ、日本語学習継続の鍵のひとつなのです。