教育情報2021.10.05
【読書は楽しい】
読書の習慣には様々なメリットがあると言われていますよね。
言語能力の発達、学力向上、集中力、想像力がつく、ストレス発散になる・・・。
お子さんのために絵本をたくさん買いそろえたり、読み聞かせをなさっている方はとても多いと思います。毎日の絵本の読み聞かせは、非常に大切です。それでもなかなか本好きになってくれない場合、どうすればよいのでしょうか。
大切なことは三つです。
一つ目は、おうちの方も読書を楽しむことです。
家に本棚があって、おうちの方も本を読むことを楽しんでいれば、子どもも「自分も読みたい。」と思うようになります。
二つ目は、身の回りに本がある空間をつくることです。定期的に一緒に図書館に行って、好きな本をたくさん借りてきて「図書館の本用」の棚に並べるのも良いでしょう。現在コロナ禍でなかなか難しい場合は、電子本を利用するのも良いでしょう。
そして三つ目は、好きな本を自由に読ませることです。
読みたいものなら、何でもいいのです。
「日本文学全集」でなくても、「○○推薦図書」でなくても構いません。
例えばサッカー好きの子なら、サッカーの歴史、有名選手の自伝などをすぐに手をのばせる場所に、さりげなく置いておきましょう。強制してはいけません。読みたい本を、読みたい時に読ませることがポイントです。最後まで読まずにやめてしまってもいいのです。そのうちに、好きなジャンルや作家がでてきて、どんどん読むのが楽しくなります。
読書の習慣は、一生の宝物です。
特にマルチリンガルのお子さんにとっては、その言語で身についた読解力、分析力が、ほかの言語にもプラスの影響を及ぼします。読書は楽しいということを、ぜひお子さんに教えてあげてください。
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参考資料:
文部科学省「読書の効果に関する研究結果」
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/10/22/1323725_16_1.pdf